分かりやすく解説します

HC-B2型 電気式脱気箱型とは?

缶詰・びん詰の「脱気(容器の中の空気を追い出すこと)」や、「缶詰・びん詰類の100℃以下での製品(低温)殺菌」にも使用します。
下段の水槽を電熱ヒーターで煮沸して上部に熱蒸気を送る仕組みです。
スイッチ一つで温度管理ができるため、まるで大きな「蒸し器」のような感覚で、初心者でも扱いやすいのが特徴です 。


こんな方におすすめ

• 小〜中規模で缶詰・びん詰の製造を始めたい方。
• 電気設備で温度管理を自動化して安定した工程を作りたい教育機関や実習施設。
• ボイラー設備を持たない現場で、蒸気供給を用いずに脱気・低温殺菌を行いたい現場責任者。


活用シーン・導入事例

• 新商品開発の試作ラインで、瓶詰め後の脱気や低温殺菌を一貫して行う場面。
• 食品加工の実習で、脱気と低温殺菌の工程を学生に体験させる教育用途。
• 小ロット生産で外注コストを下げ、社内で品質管理を強化したい場合。


現場責任者にご注目ただきたいポイント

• 温度管理の自動化(自動温度調節装置):工程の再現性と安全性が高まる点。人員の削減にも奏功。
• 給排水・排気設備の整備:設置には給排水工事と上部の排換気設備が必要な点。
• 床・壁の耐熱・耐水性:設置場所の環境整備が品質と安全に直結する点。
• 電気容量の確認(電源要件):導入前に現場の電気設備を確認すること。
• 選べる段数: 製造するびんの高さに合わせて、中の棚段を5~7段で選択できるため、スペースを無駄なく活用できること。


導入のメリット

• ボイラー不要で電気ヒーター(3相200V9.0kw(30A)必要)により蒸気を発生させるため、蒸気供給設備がない現場でも導入しやすい。
• 自動温度調節により、作業者の負担を減らし安定した殺菌条件を維持できる。
• 小〜中ロットの製造や教育用途に適した運用が可能。


留意点・注意点

• 100℃以上の殺菌は不可: 高温殺菌(100度超のレトルト殺菌など)には対応していないため、製品の特性に合わせた使い分けが必要。
• 設置環境: 蒸気が出るため、設置には給排水工事と排換気設備、耐熱・耐水の床壁環境が必要。
• 自動温度調節はあるが、運用条件や製品特性に応じた工程設計(温度・時間の検証)が必要。


よくある質問(Q&A)

Q1:高温殺菌(100℃以上)はできますか?
A1:できません。 本機は100℃未満の低温殺菌用途です。

Q2:温度は自動で管理できますか?
A2:はい。自動温度調節装置が付いており、安定した温度管理が可能です。

Q3:ボイラーは必要ですか?
A3:電気式の本機は不要です。ただし給排水や排気の設備は必要です。

Q4:温度の記録は取れますか?
A4:はい、オプションで自記温度計(温度の変化を自動で紙に記録する装置)を取り付けることができ、HACCP(ハサップ:衛生管理の国際基準)対策にも有効です 。

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